マスコミの報道を見て??と疑問に思った事をメモする備忘録です。(リンクはご自由に)
最近のエントリー
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

最近のエントリー
この世に本当に神はいるのか、疑っても仕方がない
2005年01月04日 (火) | 編集 |

未曾有の大惨事となったインドネシア・スマトラ島沖地震による津波災害を受け、 英国国教会のローワン・ウィリアムズ・カンタベリー大主教は2日付の英日曜紙 サンデー・テレグラフに異例の手記を寄せ、深い嘆きを表した。

世界に7000万人以上いる英国国教会信者の頂点にある大主教は 「感覚が麻痺する規模のこのような苦しみを容認する神を、どうして信じられようか。 疑問が生まれない方が驚きだ。祈りも、魔法のような解決は与えてくれない」と記述し、 信仰に対する疑問を呈した。そのうえで、「信者たちは生き残った人々と 情熱を持ってかかわらないといけない」と訴えた。



http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050102id21.htm

この記事だけを読むと、まるで、世界に7000万人以上いる英国国教会信者の頂点にある大主教が、「信仰に疑問」を唱えたかの様に読める。 

しかし、ウィリアムカンタベリーの手記を読むと、その主旨は、

「 我々の信仰心が試されている。 だからこそ、クリスチャンは情熱を持ってこの事態に対して何かしなくてはならない。 」であり、

その手記を載せたテレグラフの記事では、「その手記は休暇中のブレアの重い腰を動かし、 さらに翌日の夜には一般からの寄付が6000万ポンドになった。 」とも書いてあるが、その事には一切触れていない。

何処をどう抜粋すれば、どう誤解されるか、分かっていて書いたような記事。

「信仰心が試されている」といって信者を煽るなんてのは、使い古された手法で、始終使える手でもない。

「この世に本当に神はいるのか、疑っても仕方がない」と無関心な人の注意を引き付けた上で、敢て、「信仰心が試されている」と、その手法を使う。 人々の信仰心を誘起させ、さらに被災者へ多額の寄付をさせる。

「信心が足りない」と教団への御布施を促すエセ宗教家が多い中、この方はあっぱれな策士ですね。

「宗教の本質は、人間の無力さについての感情にあるのではなく、その感情からの救済を求める行動にある。」と言った人がいたけど、そういう意味では、この方は、その事を理解しているんだなあと、感じました。

英語の元ネタのニュースは↓
Archbishop of Canterbury: This has made me question God's existence
http://www.telegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=/news/2005/01/02/nbish02.xml&sSheet=/portal/2005/01/02/ixportaltop.html
寄稿全文は↓
http://www.telegraph.co.uk/opinion/main.jhtml;jsessionid=I0UBTHOIX1DDDQFIQMGCM54AVCBQUJVC?xml=/opinion/2005/01/02/do0201.xml
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。